階段室を抜けるとテラスです。ここが我が家の一番の特徴で、12畳くらいあります。

最初、井上さんに「子供が遊べる場所を作って欲しい」と伝えました。このテラスはその回答です。私自身いくら考えても、こんな発想出てこなかったです。

ハウスメーカーや工務店、私考えるプランは、軒並み同じような形で、一階に庭を設けたものでした。三方道路なので、道に面した庭だと結構危険だなと思っていましたし、柵や塀などを作ることはしたくなかったです。街の中に自分の領域を声高に主張するようで。

井上さんの提案は、1階を少し埋めて半地下にし、1.5階のテラスを作る。そこを「プライバシーを守りつつ、過ごせる庭」にするというものでした。テラスとダイニング・キッチンは同じレンガタイルで続いていて、軒天に貼ったロシアンバーチも、室内から屋外に続いているのもあり、テラスが室内のように感じます。

我が家の立地では、一階の庭では過ごせる庭にはならなかったと思います。庭と隣接するリビングは、外から見られるのが苦で、シャッターやブラインドを閉めっぱなしにする。そんな生活になっていたでしょう(この中二階のテラスでも、ブラインドはかなり活用していますので)

建築家の発想力の凄さを、一番実感するポイントです。

レンガタイルは、モダンリビング192号で一目惚れした葉山の小屋と同じものです。

井上さんがスカラに問い合わせして交渉し、余っている分を使わせていただけることになりました。社長のご厚意で、葉山の小屋にお招きいただき、実際に施工された状態も確認させていただきました。

葉山の小屋は圧倒的で、澄んでいて、美しく、わくわくするし、ドキドキもし、涙が出そうなくらい感動しました。私にとっては、初めての建築体験で、建築家のすごさを実感しました。そして、建築を好きになりました。

施主のわがままをつないで実現してもらい、とても感謝しています。こういう対応は、ハウスメーカーや工務店ではまずしていただけないだろうなと思います。

 

テラスの手すりの形状にも工夫していただきました。

プランターを置けるようにして、横から見ると植物が宙に浮いているような感じになります。この形状にすることで、より転落しにくくなっています。実際、子どもたちが危なくなるという体験は今の所していません。

笠木からいきなり手すりですと、手すりに掴まって遊んだりするかもしれませんが、植物を挟むと、心理的にも近づきにくくなるのかもしれません。自分で育てている朝顔なんて、特に踏みつけられないですし。

ウッドデッキ(イペ)のベンチの下には間接照明があります。こちら。この光があることで、床が照らされて室内が外まで続いていく感じになります。

ベンチが長いとテーブルにもなるので、テラスでのランチで、皿や飲み物も置けて便利です。

テラスの植栽スペースの右半分は、家庭菜園スペースです。自分で育てたものが、ちょっとずつ変化していくというのが、子供にとっても大人にとって楽しみになり、収穫の嬉しさやありがたさを実感できます。ほぼ虫に食べられてしまいますので、憎しみや悲しみも生まれますが(笑)

テラス右側は階段3段分下がっています。暑くなったらプールを出して遊んでいます。

折りたたみ洗濯ハンガー

通常は、ここに折りたたみの物干し竿を置いて、洗濯物を干しています。3段分下がることで壁が高くなり、洗濯物が外から見えなくなります。

大屋根の下ですので、急な雨でも濡れにくいです。

折りたたみ物干しは、洗濯機ボックスの横にスペースを設けて収納しています。こちらも最初から設計してもらいました。

 

シンボルツリーのアオダモは、植木屋さんにかなり探してもらい、このスペースにぴったりな樹形のものが見つかりました。特に一本だけ開口部へ曲がりながら伸びている枝は、まるでこの木が最初からあって、そこに建物を合わせたという感じが出て、とても気に入っています。植えるときは立ち会って、角度や向きを細かく調整してもらいました。大物植えるときは、できるだけ立ち会うのがおすすめです。木は向きと角度によってかなり見え方が違ってきます。

アオダモは落葉なので、四季の変化を感じることができます。