コロナで世界が変わってしまいました。

学校が休校で、外出禁止にもなり、 子どもたちがずっと家にいます。

妻も自宅待機となりました。


全員がほぼ24時間家にいるという状況で、 普通だったらストレスが溜まってしょうがないです。

前のアパートだったら、やばいですね。
足音で、下の住人から注意を受けていたので、四六時中子供が家にいるのに、足を音を立てないように、常に注意しなければいけない。

伸び伸び過ごせないので、常にストレスがあり、耐えられなかったと思います。

今は、何も気にすること無く、ドタドタ・ガヤガヤできる。

自由に笑えるし、「うるさい!」と大きな声で注意できる。

井上さんが考えたこの空間は、 様々な居場所があって、子どもたちはリビングで遊んでいたと思えば、ベットで飛び跳ね、 子供部屋でレゴをして、子供部屋前のクローゼットに 籠もって仮面ライダーに変身していたり。

妻はリビングやダイニングで雑誌を読んだり、 家事室でゆっくりと家事をして、 キッチンで子どもたちとお昼ご飯を作る。

蚊が出ない、絶好の季節なので、お昼ご飯は、みんなでテラスで食べる。
新緑で伸び盛りな植物に、子どもたちが水やりをして、 植物の微細な変化を見つけて教えてくれる。

事務所は快適です。

お客様と電話等で話すときは、鍵を閉めれば、家側からは入ってこれないので、リモートワークのあるあるストレスがありません。
家型の天井は、空間が広がっていて、時々見上げて天窓の青空を見るのが気持ちが良いです。 雨が落ちてくるのも、ついつい見入ってしまいます。


設計一つで、 こんなにも生活が豊かになるのかということを、
コロナによって、実感しました。

正直、建築家の実力というのは、住んでみないとわからないですし、コロナのような自粛生活でこそ、真価が発揮されます。

段差があることで、距離感を近づけることも、離れることも、 コントロールできるということを、理屈ではなくて感覚で理解できました。

建築家がよく言う、距離感や様々な居場所。あれはウソではなかったです。かっこつけて、賢く思われたくて言っているのだと思っていました(笑)

段差に座れることで景色が変わると、 気分が変わります。こんなちょっとした変化でも、ストレスが減っていると思います。


苦心しながら、楽しみながら?作っていただいて、本当にありがたいなと感じました。


おそらく、建築家と家を作った人は、コロナの自粛で同じようなことを感じているのだろうなと 思います。